【No.78】「わかってほしい」と思ったら。
明日は、山の日。
今年からできた祝日なんですね。
私の「山の思い出」といえば、富士山登山です。
20代のころ、仲の良かった友だちが、
「誕生日は、日本一の富士山で迎えたい!」
と、言い出したことがきっかけで、男女5人で山登り。
いやぁ、私にはキツかった…。
日ごろ、ほとんど登山経験がないのに、いきなり富士山です。
後半は、高山病にかかり、激しい頭痛と闘いながら、
「ここでリタイアしたら、一生後悔する。
リベンジなんてしたくない。
もう二度と登りたくないから、今、登り切る」
と、気合いと根性で、最後はほとんど目を閉じながら、登り切りました!
翌日は、当然のごとく、全身が激しい筋肉痛。
今となっては楽しい思い出です。
今後、再チャレンジするときがあったら、
体づくりもあわせた事前準備をちゃんとしてからにします(苦笑)
先日、電車の中でとなりに座っていた女子大生らしき2人の
気になることばを小耳にはさみました。
「○○は、わかってないよね」
サークルか、バイトか、何かのグチをこぼしています。
内容はほとんど聞こえなかったものの、2人は不満を抱いている様子。
「わかってない」
「わかってくれない」
「わかってほしい」
パートナーや、上司や部下、親、子どもなどに対して、
だれもが持ちやすい感情です。
私も、油断していると、沸き起こってくることがあります。
「わかってない」
「わかってくれない」
「わかってほしい」
は、どんなときに出てくるのか?
それは、
自分が、相手をわかっていないときです。
自分が、相手をわかっていないという証拠なのです。
実は、随分昔、ある方から前述のような指摘をされました。
一瞬、納得できない感情がわき起こったのも事実です。
しかし、よくよく考えてみると、反論の余地はなく、
認めざるを得ませんでした。
私が、相手の立場や思いをわかっていなかったんだなと。
そう思うだけで、現実は変わらないのに、
少しだけ見える世界が変わった気がした記憶があります。
「相手は、自分の鏡」
とよく言いますが、まさしくその通り。
そう思えば、最近、うっすら、ちらりと思ったような、思ってないような(笑)
「わかってない」
という言葉を私がキャッチしてしまったのは、
そんな意味もあったのかもしれません。
メルマガを書きながら、気がつきました(苦笑)
そっか、私がわかってなかったんですね。
女子大生さん、思い出させてくれて、感謝です。
ありがとう!