【No.149】本人しか、スイッチは入れられない。
昨日のスイマーと、カボチャの話。
http://flight-ex.jp/bkn40727/kikukaku/151
すみません!
カボチャは、火が通ってなくても、水に沈みました。
(たとえ話として、とらえてくださると、ありがたいです)
正確に書くなら、
「自分は、力を入れると沈むスイマーなのか、
何もしなくても沈むカボチャなのか」
ですね…。
今朝、お味噌汁を作りながら、
あれ? 浮いているように見えたのは、下の具材が邪魔してたから?
完全なる思い込みでした。
ちゃんと確認せず、失礼いたしました。
今日は、仕事の合間をぬって、お能の稽古でした。
やーっと心を入れかえ、お能のけいこを家でもするようになった私。
(2年もやっていて今ごろ? 遅いっ! 突っ込みをいれたいところですが)
心を入れかえたきっかけ、お能に対する正直な気持ちは、
以前のメルマガに書きました。
http://flight-ex.jp/bkn40727/kikukaku/144
今までのように、その場しのぎの稽古は、先生にすぐバレます。
今日の稽古では、
「(やっと)稽古しましたね」
と、おっしゃっていただきました。
今まで、ひどかったですからね~。
私の場合、安心するとすぐに気がたるむので、引き続き、淡々と、やっていきたいと思います。
お能の魅力を、体感するその日を夢見て。
続けていれば、その先にきっと何かがあるはず。
その「何か」はわかりませんが、しばらく挑戦することに決めました。
今回、あらためて実感したこと。
よく言われることですが、
「周りがいくら言っても、本人がやる気次第」
私の場合、自分で自分のスイッチを入れるまで、
約2年かかりました。
お陰さまで、お能はやっとスイッチが入ったものの、
まだスイッチが入っていないものがあります。
頭では、やった方がイイと知っていても、
周りからも、やった方がイイと教えてもらっていても、
まだ実際の行動は、やったり、やらなかったり。
完全なスイッチは入っていません。
ふと、先月読んだ本にあった、デザイナーの「コシノ3姉妹」を育てた
小篠綾子さんのお父さまのセリフが、よぎりました。
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「いくらでも応援はしてやる。なんなら便所までも連れていってやってもええ。
けど気張るのはお前や。わしが気張ってもこればっかりはあかん」
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「コシノ洋装店ものがたり」 小篠綾子・著
http://qq3q.biz/yqaE
決して上品なコトバではありませんが、力強くうなずけるセリフです。
自分ですら、スイッチを入れるのが大変なのに、
人が(たとえ親であっても)、人のスイッチを押すなんてことはできません。
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「人にものを教えることはできない。
みずから気づく手助けができるだけだ。」
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『人を動かす』D・カーネギー・著 山口博・訳
300年以上もむかし、ガリレオの言葉だそうです。
アドバイスを求めていない子どもや、自分以外の人に
「~しなさい!」
「~した方がいい」
と言っても、あまり意味はありません。
逆効果になる可能性の方が、高そうです。
(注:アドバイスを求められているときは別です)
自分のことを棚にあげて、
人に言わないよう肝に命じます。