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2021-05-06

言葉でイメージが変わる【言葉 イメージ】

ちょっとした一言で、
相手のイメージが変わることって
ありませんか?

言葉がもたらすイメージは、あなどれない

先日、あるクローズドな勉強会がありました。
休憩時間でのこと。

お手洗いから出ると、
同じく勉強会へ参加されていた方が、
待っていらしたので、

「どうもお先でした」

と声をかけると、
彼女からこんな言葉が返ってきました。

「とんでもないことです」

その場では、何事もなく終わりましたが、
私は心の中で

「おぉ~! 
 彼女は、なんて丁寧な日本語を使う方なんだろう!」

と、1人唸っており、
その彼女が素敵に見えた私です(笑)

「とんでもないです」については、
詳しくは、5年前のメルマガでも書いた通り、

今では普通に使われ、
間違いではないものの、

「とんでもないことです」
「とんでもないことでございます」

が、正式な表現とされています。

まぁ、そんなことに
こだわっているのは私くらいかも
しれませんけど…。

この5年で、
正式な表現をされていたのは、
今回の彼女を入れて3人だったと記憶しています。

(この言葉を使う場面に
遭遇しなかったことも
大きいとは思いますが…)

知ってしまうと、
使われている方は
ステキに見えてしまう単純な私です。

今回のことだけでなく、
ちょっとした言葉遣いで、
ステキに見えたり、その逆だったり
することってありますよね。

先日、ある女性にあるお願いをしたら、
意外な返信がきて、
驚きとともに、

「さすが一流と言われている方は違うわぁ」
と、思ったことがありました。

その返信とは、
「わぁ、光栄です」。

てっきり、

「了解しました」
「分かりました」

くらいの返信かなぁと思っていたので、
感動してしまいました。

お願いした方も
気持ちがよく、うれしい。

こういうちょっとした
相手に対しても
気持ちのいい言葉が
使えたらいいですよね。

蛇足ながら、私の
岐阜での小学6年生時代、
東京から、
転校生T君がやってきました。

T君の言葉が未だに忘れられません。

岐阜弁(男子)ならば

「なに言っとるんや~」

というところを、
T君は

「なんだよ~」

と言うではありませんか!

同じ小学6年生なのに、
「なんだよ~」の一言で、
急にT君が、大人びて見えたことを
今でも覚えています。

(「なんだよ~」は他の子にも
衝撃だったようで、しばらく流行りました)

今回の例のように
イメージアップだけでなく、

その逆、
イメージダウンにつながることも
あるので気を付けたいもの。

言葉は、日ごろの環境や
何を学んだかでも大きく影響を受けます。

その人が使っている言葉が、
自然に、その人自身を表してしまう。

言葉がもたらすイメージは、
あなどれません。

お互い、気を配っていきましょう。
私も精進いたします。