結果が出ない要因は、言葉の上滑り?【思考力 行動】
本やセミナーなど、
学びに投資をしているのに、
なかなか結果に結びつかない…。
今回は、
よくある要因の一つをお伝えしますね。
カンタンに書いてしまえば、
アウトプットの行動が足りていない。
「なぁんだ。
そんなことぐらい知ってるよ!」
なんていう声が聞こえてきそうです。
では、行動が足りてない要因は、何でしょう?
「覚悟が足りない?」
じゃぁ、覚悟って何ですか?
辞書で調べてみると、
【覚悟】[名]
危険なこと、不利なこと、
困難なことを予想して、
それを受けとめる心構えをすること。
(「デジタル大辞泉」から)
上の説明にある
「受けとめる心構え」ってなんでしょうね?
このように、
分かっているつもりで、
自分の中で不明瞭なことって
たくさんありませんか?
いくら、いい言葉や考え方を学んでも、
自分の行動や考え方に
落とし込めていないことには、
現実は変わりません。
もし、学んでいるのに満足のいく結果が
出ていないとしたら、
学んだことが、言葉の上滑りに
なっているかもしれません。
便利な言葉ほど
「言葉が上滑りしているなぁ」
と、お客さまや、
人の話を聞いているときに感じることがあります。
例えば、
具体的な対策がないのに、
「気を付けます」。
どうしていいのか
ピンときていない様子なのに、
「考えます」。
その場をとりあえず治めるための
なんとなく「逃げ」の要素を
含んでいるときがあります。
少しでも自覚していれば
まだいいのですが、
できているつもり、
理解しているつもりは、ちょっと恐ろしい。
なぜなら、それ以上に
なんとかしようとしないから、
同じことを繰り返してしまうわけです。
先の例だけでなく、
自分の中で理解しきれていないのに、
使ってしまっている言葉は
ないでしょうか。
例えば、
自由
信用と信頼
戦わずして勝つ
俯瞰する
目標設定
ブランディングなどなど
これらの言葉は、
私自身が、言葉の上滑りをしているなと
感じた言葉です。
日ごろ、
見たり、聞いたり、使ったり
する言葉ですが、
いざ自分の言葉で説明するとなると、
カンタンじゃない。
別の表現で言うとどういうことなのか?
具体的な行動でいったら
どういうことなのか、
ちゃんと腹落ちしているのか。
よく使う「自由」という言葉も、
人それぞれ、意味やその明確さも違います。
■厚切りジェイソンさんにとっての「自由」は、
「やりたくないことは断れるほどの存在」のことらしい。https://www.ntv.co.jp/anothersky2/articles/218lzgnx6nei6w0wp7f.html
■確か、デザイナーの川久保玲さんは
「人と違っていられること」
と、おっしゃっていました。
■ある友人は、
「自由って、頭使うし、責任が伴うから
自由じゃない方が楽だったりするんだよね」
と言っていました。
「自由」以外にも、
「覚悟を持って取り組みます!」
と、おっしゃる方がいますけど、
覚悟って、
どんな覚悟なんだろうって思ってしまう…。
そんな私だって
完璧ではありませんけどね(苦笑)。
便利な言葉ほど、
「具体的にどういうこと?」
と、疑ってみた方がいい。
積極的に学んでいるのに、
いい言葉はたくさん知っているのに、
なぜか、行動に結びつかない方、
言葉の上滑りをしている可能性があります。
すばらしい学びをしても、
いい言葉を知っていても、
腑に落ちていなかったら、
宝の持ち腐れ。
抽象的な言葉というのは、
応用範囲が広いし、
さまざまな具体を包んでいますから、
とても大事です。
ただ、理解しているつもりだけ、
分かったつもりだけで
終わらせるには、もったいない。
大切なのは、
抽象的な思考力と
具体的な行動です。
お互い、言葉の上滑りをなくして、
より深く理解し、
どんどん行動していきましょう!