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2021-04-05

PRと「半分の人に嫌われる立派な人間になろうね」【ビジネス 価値観】

私は、PRプロデュースと
文章塾主催を中心に活動しています。

華やかな仕事に見えるらしい、
お客さまをPRするお仕事。

それがね、
そうでもありません。

地味な作業は多いですし、
メンタル的にタフなことを
要求されることも多いです。

「嫌われたくない」そんな気持ちは入っていない

PRの仕事は、
お客さまがメディアに出るために、

断られる可能性の方が高くても、
「マスコミの方へ電話アプローチする」
というステップがあります。

これがね、
意外にタフな仕事…。

なぜなら、
高い確率で
冷たくあしらわれるから。

私も以前
雑誌の編集記者をしていたから
相手(メディア側)の
気持ちもわかるんです。

忙しいときに
アプローチの電話をもらっても、
はっきり言って「邪魔」でしたから。
(書いちゃった!)

だから冷たく返事を
していたことがあった気がする…。

(読んでないと思うけど、
この場を借りて、お詫びいたします。
ごめんなさい)

じゃぁ、なぜ電話をするかといえば、

プレスリリースという案内が、
メディアには山のように届くので、

その中で、
少しでも掲載の確率を上げるためには、
電話ってとっても有効なのです。

これまでも、
電話したことによって、
お客さまがテレビ、雑誌、新聞などの
メディア掲載に結びつきました。

とはいえ、とはいえ、
断られる確率が高いことを
するのは、
やっぱり勇気と気合いが必要です!

電話する前は、
ヨシっと自分に気合いを入れます。

スマホにイヤホンをセットし、

自分で作成した
プレスリリースを見ながら、

ノートとペンを持って
いざ!

記者さんがいないと、
残念に思う気持ちと、
少し安堵した気持ちも入り混じりつつ、
電話を切ります。

冷たい返事がきたら、

「あ~、忙しいもんね~」

と、かつての自分を思い出し、

掲載までいかなくても
温かい返事がくると、

「さすが、◯◯(媒体名)。
 いい対応だわ~」

なんて、◯◯に対して
1人でグーンと評価アップ。

こんなことをしています。
意外に地味なお仕事でしょ?(笑)

タフに感じる電話アプローチを
気合いを入れてでもしている理由があります。

それは、
お客さまがメディアに出ることで、

日本にとって

絶対にプラスになると信じているから。

1人でも多くの方に
知ってもらいたい!

という強い気持ちがあるから。

そこに、

自分をよく見せたいとか
嫌われたくないとか、

そんな気持ちは入っていません。

入っていたら
出来ないだろうな~。

昨日のメルマガでご紹介した
約5年前にも引用した文章を

久しぶりに読んで、
あらためて私の心に響きました。

(ここから引用)

私は高校生には、

「他人に迷惑をかける人になりなさい」

「半分の人に嫌われる立派な人間になろうね」

と、繰り返し教えて励ましている。

<中略>

「他人に迷惑をかけるな」

と教えれば、
真面目な子供は家から出られなくなる。
不登校や引き籠もりは当然の結果なのだ。

「大人の覚悟」(三石由起子・著)

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「半分の人に嫌われる立派な人間になろうね」
なんて強い励ましの言葉なのでしょう。

万人に好かれよう、
誰にとってもいい人でいよう、

これは、自分の意志がないのと同じ。

好感を抱いてもらったり、
近い価値観を持ってもらったりするには、

それだけの反発も
引き受けるということもセットなんですよね。

つい格好をつけたり、
いい人でいようとしたりするけれど、

相手の反応で決めていたら、
動けなくなってしまう。

だからこそ、
自分の意見、主義、主張を通すためには、
違う人もいることを覚悟することが
必要となってきます。

そもそも、
ブログやメルマガ、S N S発信は、

主義、主張、価値観が近い人と
お付き合いするため。

主義、主張、価値観の違う方が
間違って、お客さまとして
いらっしゃらないようにするためです。

「半分の人に嫌われる立派な大人」
を目指すって考えると、

情報発信に対するハードルが
少し下がりませんか?

よかったら、
半分の人に嫌われる立派な大人を
一緒に目指していきましょう!