【No.332】人は慣れる。
今日は、車で往復2時間強、運転してきました。
子どもを大きな歯科病院へ連れていくためです。
3年前は、不安な気持ちを抱えつつ、
運転に緊張して、ビクビクしながら運転した道のり。
「1時間以上も一人で運転するなんていや。自信ない!」
なんて、思い込んでいました。
もともと車の運転は、得意じゃなく、一人では、
約30分以内で行けるところしか、運転経験はなかった私。
何せ運転が「好きじゃない」し、「上手じゃない」(苦笑)
ところが、3年ほど前、息子が激しく転んで
口や口の中の怪我をして大量の出血。
歯の手術をしたことがありました。
病院へ定期的に通うことになったものの、平日の昼間。
今まで運転は、夫に頼っていたものの、
彼の仕事の都合上、毎度毎度、休むわけにはいきません。
電車を使うとかなり面倒そう。
病院まで、車で1時間ちょい。
当然のごとく、私が運転することになりました。
「子どものためだと、できるんだ」
と我ながらびっくり。
今となっては、大した時間でも距離でもないのですが…。
人間って慣れるもんですね。
息子のケガのおかげで、車の行動範囲が広がったくらいです。
(自慢できるほど広がっていませんが。あくまでも過去の自分比)
よく運転する方にとっては、
「何を書いてるの? 運転するだけでしょ」
って思われるでしょうけど(笑)
「苦手」「無理!」
と思っていることも、必要に迫られて、
何度もやっていくうちに、
大変なことではなくなるもんですね。
なんてことを考えながら、運転をしていました。
まさしく「怪我の功名」です。
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【怪我の功名】けがのこうみょう
失敗や過失、あるいは何気なくしたことなどが、
偶然によい結果をもたらすことのたとえ。
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『故事ことわざ辞典』から
ケガをして、血だらけの息子を見たときは、
言葉にできない不安を抱えていましたが、
おかげさまで、息子の歯も順調です。
偶然にも、
「1時間も運転するなんて無理」
という思い込みを外してくれました。
人は慣れる生き物です。
あなたも、無理!と思っていることも、
何かのきっかけで、「普通」になるかも。
何が、どういう展開を連れてくるのかわかりませんね。