【No.215】何を選び抜いて、どう表現していくのか。
クリスマス、いかが過ごされます(した)か?
昨日は、お陰さまで無事、
鶏の丸焼きが上手く焼け、家族でありがたくいただきました。
「ここが、もも肉! とか、手羽先、胸肉だー」
とか言いながら。
今日は、同じモノでも、
「編集によって魅力が変わる」ことを実感した日でもありました。
午後、出かけたついでに、枚方の蔦屋書店「枚方 T-SITE」へ。
http://real.tsite.jp/hirakata/
「蔦屋書店」を中心に、洋服や雑貨、カフェ、レストラン、銀行などがある
「ライフスタイルを提案する店舗」が集まる場所。
本や雑誌のそろえ方、並べ方が、なんとも個性的です。
1階は、紅茶の葉っぱと、紅茶の本が一緒に並べられていたり、
カツオやいりこなどのサンプルと、だしの本が並べられていたり、
シュトーレンとパン作りの本だったり、
実際のモノと、それに関する本がおしゃれにディスプレイ。
他にも、写真集のような美しく、センスいい本など、
1階は、食関係、
2階は、エンターテイメント関係(本、雑誌、DVD、スピーカーなども売っています)
3階は、コーヒーなどのドリンクを飲みながら本を楽しめるソファが、至る所にあります。
これ以上の説明は省きますが、
上は、8階のレストランまで、あります。
(詳しくは、HPを見てくださいね)
ゆっくりと巡りながら、わが家は
ワインと雑貨、子どもの図鑑を買って帰ってきました。
「講談社の動く図鑑MOVE 鳥」
http://zukan-move.kodansha.co.jp/published_list/move/birds/1/
子どもは、帰るとすぐにDVDを見て、楽しんでいました。
DVD付きで、すっかりわが子の心をとらえている、
「講談社の動く図鑑MOVE」シリーズ。
このシリーズが、子どもの心をとらえるのは、
分かりやすさというよりも、
いかに、子どもの興味をひくかを、
とても考えられて作られている点。
都会のハヤブサが、鳩を捕まえるシーン、
水中の魚を狙う鳥、求愛のダンス、
カラスが、教習所の車を利用して、クルミを割って食べたりなどなど、
キャッチーなシーンが目白押し。
「枚方 T-SITE」といい、
「講談社の動く図鑑MOVE」シリーズといい、
「編集の力」だなと、しみじみ思った私です。
「枚方 T-SITE」は、全く新しいものを売っているわけではありません。
しかし、センスのよさ、おしゃれさ、落ち着きを感じる空間です。
(好みにもよるでしょうけど)
「講談社の動く図鑑MOVE」シリーズも、ただの図鑑と言えばただの図鑑。
しかし、DVD付きにして、
強いモノや、速いモノ、珍しい動きをするモノに
惹かれる子どもの気持ちをとらえ、
「興味」あふれる内容になっています。
編集とは、
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書物(書籍や雑誌)・文章・映画、などの仕分け素材を、
取捨選択、構成、配置、関連づけ、調整、などすることである。
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「wikipedia」から
集めて、選び抜き、何を捨て、どう構成し、どう表現ていくのか。
腕の見せ所です。
編集は、ある意味、
会話も文章も、そのものですし、
家の中もそうですし、
生き方にも通じます。
たくさんの選択肢から、
何を選び抜き、どう表現し、どう人生を歩んでいくのか。
編集の面白さ、可能性を感じた2016年のクリスマスでした。