【No.159】買うということは、応援であり、拍手を送ること。
今日の大阪は、さわやかで、とてもいいお天気でした。
わが家は、お友だち家族と、一日中ストライダーやフリスビー、
木の枝などでお外で遊んでいました。
子どもたちだけでなく、大人も気持ちよかったです。
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お金は欲しいものを手に入れるだけでなく、
応援したい企業や商店、作り手に拍手を送るために
使うものです。
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放送作家で脚本家の小山薫堂さん(※)がおっしゃっていた言葉です。
(「日本経済新聞」2009年1月12日付けから)
※小山薫堂さん
https://www.n35.co.jp/staff/52/
この言葉を始めて読んだとき、小さな小さな痛みを感じつつ、
とても共感しました。
(小さな小さな痛みとは、その頃の消費に
「応援したい企業や商店、送り手への拍手」が少なかったから)
今でも、お金を「応援したい企業や商店、作り手に拍手を送るために使う」とき、
(特に、迷っているとき)、先の言葉を思い出します。
先日も、不揃いのコーヒー豆を買ったとき、
あらためて、小山薫堂さんの言葉を思い出していました。
コストや生産性を省みず、
その土地の生態系を保ち、自然環境機能を活用して
育てられたコーヒーの木です。
勝手に、大変だろうなぁとか、
志がすばらしい。けれど、現実はきびしいだろうなぁとかと
想像する私。
自分の誇りや、地球や社会を考えて、あえて困難な道を選び、作っている姿に、
ロマンを感じ、応援をしたくなってしまいます。
直接的なメリットだけじゃなくても、消費者の心は動くのですね。
「応援したい」というお客さまの心を動かし、購入に結びつける。
コーヒー豆というと、嗜好品だけに、
豆のおいしさや新鮮さだけをアピールしがちですが、
その背景を知って、買わずにいられなくなった私です。
(=ちゃんと物語を伝えるということが、大切)
私みたいな人には、効果ありますね(笑)
そもそも、みんながもっとお金を
「応援したい企業や商店、作り手に拍手を送るために使う」ようにしたら、
世の中、もっと良くなりそうだなと、
コーヒーを飲みながら感じたのでした。