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2016-06-06

【No.13】 「待つ」をしていますか?

昨日は、大阪にある水族館「海遊館」に家族で行ってきました。

4歳の息子が、一番楽しみにしていたのは、
ジンベイザメでも、マンタでも、ペンギンでもありません。

水槽の中に入っている「人」。

行ってからも、魚より、
酸素ボンベを背負って掃除する「人」を真剣に見ていました(苦笑)

人それぞれ、いろんな好み、価値観がありますね。

わが子ながら、面白いやら、ちょっと寂しいやら。

インタビュー後、
「あぁーっ、やってしまった」
と反省することがあります。

さすがに、最近はあまりないですが、
取材に行き始めて間もない頃は、よくありました。

それは、
「私が、沈黙を破ってしまうこと」。

取材後は、録音したインタビューを再度聴いて、
「テープ起こし」という作業をすることがあります。
(テープじゃないけど。ことばだけ残っています)

私の「テープ起こし」は、
取材中にメモしたノートを補足するもの。

そのとき、インタビュー時の会話を、もう一度聴くことになります。

内容だけでなく、進め方のふりかえりにもなる作業です。

たまに、質問に対し、相手の方が黙ってしまう時があります。

静かな時間…。

すると、沈黙を避けようと、
「例えば、こんなこととか、あんなこととか~」
と、話してしまう私。

あぁ~。

インタビューされている方が、深く考えているかもしれないのに、
なんとか言語化しようとしているかもしれないのに、
それを邪魔してしまうのです。

録音したものを聴くと、
「あ~、今、言いかけてたのにっ!」
と、地団駄を踏みたくなることも何度かありました。

なんてもったいない。

テンポがいいのは好きですが、
すぐに答えられることばかりじゃありません。

相手の思考の邪魔をしてはいけないのです。

自分自身に深く潜って、考えていらっしゃるのかもしれないのです。

「間」は大事。

ひたすら、自分に言っている私です。

これって、インタビューだけじゃありません。

会社や友人同士、家庭での会話。

特に、子どもに対して大事だなと思っています。

子どもの場合は、
「口出し」だけでなく、「手出し」までしてしまい、
子どもが言おう、やろう、としたことを奪っているのかも…

と、何度思ったことか。

あえて待ってみる。

「間」を大切にする。

私みたいな、ちょっとせっかちで、おしゃべりな方、
ぜひやってみてください(笑)

日ごろは聞けないセリフが、聴けるかもしれません。

忙しい日々。

つい忘れがちです。
(プライベートでは、しょっちゅう忘れています…汗)

ワタクシ、再度、心します。