【No.96】「しらこい」を知っていますか?
「しらこいって、意味知ってる?」
金曜日の夜、突然、夫から聞かれました。
「ん~、白子とか関係ある? おいしいとか??」
「俺もそう思った!」
と、関西の方からすれば、トンチンカンな会話をしていたわが家。
わが家のような関西弁マスターではない方々、
【しらこい】とは、
「しらじらしいということ」
なのだそうです。
夫の会社で、「しらこい」の意味を知らないって言ったら
びっくりされたのだとか。
(彼の部署は、ほぼ関西出身者)
大阪に住み始めて、もうすぐ6年。
まだまだのようです(笑)
関西弁独特のイントネーションは、すぐに慣れました。
単語の意味がわからないのは、久しぶりです。
意味がわからなかったといえば、
「おっちん」。
まだヨチヨチ歩きだった息子に、
保育士の先生か、どなたかが、言いました。
「はい、おっちんして」
「おっちん?」
母である私も、意味がわからず、息子ももちろんできず。
(まぁ、息子の場合は、日本語全般に意味があやしい時代ですけど)
「おっちん=おすわり」
関西弁の幼児語です。
かわいい響きなのですが、なかなか慣れず…。
言われるたびに、いちいち頭のなかで、
「あぁ、おすわりね」
と変換していました。
方言といえば、
自分は標準語だと思ってしゃべっていた言葉が、
実は住んでいたところ特有の言葉と知るときの、驚きといったら(笑)
岐阜弁なら、
しゃびしゃび=液体状のもので、うすいこと。
どかどかする=すごく蒸し暑いこと。わが家は、熱が高い時も使っていました。
つる=持ち上げて、移動させること(例:机をつる)
ケッタ(ケッタマシン)=自転車
他にもありますが、キリがないのでこれくらいに。
昔は、方言というと、
ダサい、かっこ悪いという風潮が強かった気がします。
しばらく前からは、
ぬくもりを感じるし、個性があっていいという感じになっていますね。
住んでいる場所の言葉を知ると、
もっとその土地に近づいたような気持ちになって、
うれしくなります。
「しらこい」のおかげで、
また少し関西人になれた(近づいた)気がします。
で、今日のオチは?
そんなもん、あらへんて~。
(岐阜弁です。笑)
まぁ、日曜日ということで…。お許しください。