【No.13】 「待つ」をしていますか?
昨日は、大阪にある水族館「海遊館」に家族で行ってきました。
4歳の息子が、一番楽しみにしていたのは、
ジンベイザメでも、マンタでも、ペンギンでもありません。
水槽の中に入っている「人」。
行ってからも、魚より、
酸素ボンベを背負って掃除する「人」を真剣に見ていました(苦笑)
人それぞれ、いろんな好み、価値観がありますね。
わが子ながら、面白いやら、ちょっと寂しいやら。
インタビュー後、
「あぁーっ、やってしまった」
と反省することがあります。
さすがに、最近はあまりないですが、
取材に行き始めて間もない頃は、よくありました。
それは、
「私が、沈黙を破ってしまうこと」。
取材後は、録音したインタビューを再度聴いて、
「テープ起こし」という作業をすることがあります。
(テープじゃないけど。ことばだけ残っています)
私の「テープ起こし」は、
取材中にメモしたノートを補足するもの。
そのとき、インタビュー時の会話を、もう一度聴くことになります。
内容だけでなく、進め方のふりかえりにもなる作業です。
たまに、質問に対し、相手の方が黙ってしまう時があります。
静かな時間…。
すると、沈黙を避けようと、
「例えば、こんなこととか、あんなこととか~」
と、話してしまう私。
あぁ~。
インタビューされている方が、深く考えているかもしれないのに、
なんとか言語化しようとしているかもしれないのに、
それを邪魔してしまうのです。
録音したものを聴くと、
「あ~、今、言いかけてたのにっ!」
と、地団駄を踏みたくなることも何度かありました。
なんてもったいない。
テンポがいいのは好きですが、
すぐに答えられることばかりじゃありません。
相手の思考の邪魔をしてはいけないのです。
自分自身に深く潜って、考えていらっしゃるのかもしれないのです。
「間」は大事。
ひたすら、自分に言っている私です。
これって、インタビューだけじゃありません。
会社や友人同士、家庭での会話。
特に、子どもに対して大事だなと思っています。
子どもの場合は、
「口出し」だけでなく、「手出し」までしてしまい、
子どもが言おう、やろう、としたことを奪っているのかも…
と、何度思ったことか。
あえて待ってみる。
「間」を大切にする。
私みたいな、ちょっとせっかちで、おしゃべりな方、
ぜひやってみてください(笑)
日ごろは聞けないセリフが、聴けるかもしれません。
忙しい日々。
つい忘れがちです。
(プライベートでは、しょっちゅう忘れています…汗)
ワタクシ、再度、心します。