野生のウミウが、なぜ鵜飼で活躍できるのか?【意志力 環境】
意思力よりも大事だなと
感じることがありました。
今日は、そんなお話をシェアしますね。
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6月最後の週末、
偶然とタイミングが重なって、
岐阜・長良川の「鵜飼」を楽しんできました。
鵜を
ご覧になったことはありますか?
私の場合、
子どものころに見たらしいのですが、
ほとんど記憶にない…。
今回、想像以上にすばらしく、
幻想的で幽玄の世界を味わってきました。
感動した理由は、
私が大人になっただけでなく、
船のグレードが高かったからであることは
間違いありません(笑)
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鵜には、
「ウミウ(海鵜)」と
「カワウ(川鵜)」がいて、
長良川の鵜飼の鵜って
ウミウか、カワウか、
どちらかご存じですか。
川にいるから、
カワウと思いきや、
ウミウなんですよ。
理由は、
ウミウの方が、身体が大きいため、
それだけたくさんのアユを捕まえられるから、
だそうです。
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教え込もうとするより
茨城県で捕まえた、
野生のウミウが、
岐阜県の長良川で、
鵜飼の主役として、
活躍している事実に、
ちょっとビックリしました。
鵜匠さんがおっしゃるには、
捕まえてきてから、
2~3年で、鵜飼の鵜として
一人前になるそうです。
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そもそも野生のウミウが、
どうしたら、
長良川のアユを捕らえられて、
国内外の賓客をもてなすまでの
鵜になれるのか?
不思議ですよね。
それは、
上手にアユを捕まえる
ベテランの鵜たちと共に過ごすから。
そうすると、
見よう見まねで覚え、
2~3年で体得していき、
立派な鵜飼の鵜になるとのことでした。
つまり、
環境の力です。
とてもシンプル。
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私たち生物にとって、
環境というのは、
それだけパワフルなんですね。
教え込もうとするより、
個人の意思の力より、
(鵜に意志があるのかどうかは不明ですけど…)
その環境に馴染ませてしまう。
もしかすると、
出来ない者同士いたら、
なかなか(あるいは、いつまでも)
出来るようにはならないか、
人も鵜も、
大変なエネルギーを使うのかもしれません。
同じ生き物である
人間も同じだと思うのです。
似たような人と
ずーっと一緒にいると
変化するのは至難の技です。
時には、痛みを感じながらも、
熟達している方たちと一緒にいることで、
考え方や価値観が変わり、
だんだん近づける確率があがります。
ありがたいことに、
私たち大人は、
多くの場合、環境を選ぶことができます。
自分の望む近未来を実現している方や
先ゆく方と一緒にいる時間を
意識的につくっていますか?
そんなことを自問自答した
時間でもありました。
意思力もいいけど、
環境からも自分をつくっていく。
そんな環境に飛び込むことを
これからも大切にしたいし、
なによりも、
そんな環境をつくっていこうと
心に誓ったのでした。
あなたは、
ご自分のいる環境について、
意識的になっていますか?