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2022-05-10

説得力をもたせるために【話 説得力】

新聞小説を読みつつ、
「なんだか説得力ある表現だな~」
思わず読み返したセリフがありました。

ワタクシ、新聞の中でも、
特に大好きなコーナーの一つが
新聞小説なんですよね(笑)

連続ドラマのような感覚です。

話の流れが論理的だと、人は、つい納得してしまう

その説得力のあるセリフが書かれた
小説の舞台は、
2世紀末~3世紀の中国。

諸葛亮(主人公)が、

朝早くから掃除をしている
徐元直に言った言葉です。

(ここから)
 

「おもしろいとは、
たれのまねもせずに独特である、
ということです。

その点、あなたはおもしろい。

また、早朝、暗いうちからの掃除は
陰徳(いんとく)を積む善行であり、

かならず陽報(ようほう)があり、
あなたに吉(よ)い報いがあります。

それだけではありません。

掃除はその場を清潔にする。
もっといえば、
神が降りてきてもよい聖なる場にする行為です。

すると、あなたのおもしろさは、
人がはかる程度のものではなく、
神がはかるというものです」


日本経済新聞夕刊2022年4月26日付
「諸葛亮」宮城谷昌光

掃除という行為に対して、
こんな説明ができるとは、
と、思わず読み入ってしまいました。

話に説得力があるように
感じませんか?

何が、そう感じさせるのか?

それは、話の流れが
「三段論法」に近いから
なんでしょうね。

三段論法というのは、
次のようなものです。

大前提:人間は死ぬ。
小前提:私は人間である。
結論:だから、私は死ぬ。

大前提は、
絶対的な事実や一般的な事象、

小前提は、
具体的な事実、

結論は、
二つの前提をもとにした推論。

「三段論法」は、
古代ギリシャの哲学者である
アリストテレスが確立しました。

今回の例でいえば、
こんな流れです。

大前提:
朝早いうちの掃除は、善行で吉い報いがある。
掃除は、神が降りてきてもよい聖なる場にする行為。

小前提:
徐元直は、朝早くから掃除をしている。

結論:
ゆえに、徐元直は吉い報いがある。
(神がはかるおもしろさを持っている)

大前提が、
絶対的な事実かどうかは微妙で、

セリフの中では、
小前提が抜けているため、

厳密には三段論法とは
言えないかもしれませんけどね。

とはいえ、話の流れは、
参考になるのではないでしょうか。

あなたの話に
深みや説得力を持たせたいとき、
この三段論法は使えます。

話の流れが論理的だと、
人は、つい納得してしまうもの。

よかったら
工夫して使ってみてくださいね!

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