腹をくくるとき【目指す世界】
いつものように、
朝、新聞を読んでいると、
次の言葉が飛び込んできました。
彫刻家である
平櫛田中(ひらくしでんちゅう)さんの言葉です。
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いまやらねばいつできる
わしがやらねば
だれがやる
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(日本経済新聞2022年2月17日付「私の履歴書」)
なんて力強い。
なんて気概ある文章。
前文化庁長官の宮田亮平さんが
東京藝術大学の学長になる話を
受けるかどうか悩んだときに、
藝大の助手から
上記のことばが書かれた
色紙を突きつけられたのだそうです。
奥様から猛反対されたそうですが、
結局、田中さんの言葉に
腹をくくったと書かれていました。
この言葉、難しい言葉は
一切、使われていないどころが、
すべてひらがな(笑)
削ぎ落とされた表現に、
覚悟やエネルギーを感じます。
「今でしょ」
というタイミングだけでなく、
自ら、能動的に行動する、
仕掛けていく側になる、
ある意味、使命感まで覚えます。
言い訳をしない、
誰かに押し付けることもしない、
潔(いさぎよ)さ。
そんな言葉が、今の私に響き、
(大きなことではないもの)
私の背中も押してくれました。
いや、背中を押したというより、
「やっぱり、やろうかな」
と思っていたことに対して、
より前向きに
「◯◯のために絶対必要じゃん!
やるぞ~!!」
と、いう感じ。
なんて単純(笑)
この言葉を書かれた田中さんが、
100歳を超えてからおっしゃった、
こちらの言葉でも有名です。
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「60、70は鼻たれ小僧、
男ざかりは、
100から、100から。
わしもこれから、これから」
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うーん、やっぱりパワフル!
107歳に亡くなるまで
現役でご活躍された方は
燃えるような勢いと心意気が違います。
私たちも、どうせ
死ぬまで生きているのですから(笑)
前のめりな日々を送りたい。
自分の目指す世界に近づくことや、
今の自分にピンときたことがあったら、
思い出してみてくださいね!
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いまやらねばいつできる
わしがやらねば
だれがやる
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あなたの背中も押せていたら、
うれしいです。