【No.86】「自分本位」に生きてみる。
今日は、クライアントのTさんのお話です。
いつも同じようなパターンの人間関係で苦しむのが悩みでした。
(許可を得て、内容を変えずに編集しています)
自分のことを「お人好し」というTさん。
前の職場では、仕事ができて威圧的なAさんに、
上から目線で、モノゴトを言われるのがイヤでした。
自分の意見を言うと、理論的に押さえ込まれてしまうのだそうです。
新しい職場では、Bさんに、利用されている感じがしています。
自分も忙しいのに、困っていたBさんが助けてほしいと言ってきたので、
助けてあげますが、それが何度もあります。
助けてあげているのに、感謝するどころか、
BさんのTさんに対する冗談とも思えないことばに、よく傷ついたり、
イラッとしていました。
クライアントのTさんは、自分が軽くみられていることが
悩みだったのです。
コーチングセッションの中で、
だんだん思考のクセ、思い込み(視点、枠組み)に気がつき、
次なる具体的な行動も、一緒に決めることができました。
今日のメールマガジンは、
セッションの一部復習と補足です。
以前のメールマガジンでも書きましたが、
相手は、自分の鏡です。
Tさんは、自分のことを「お人好し」だと思っているから、
相手も、Tさんは「お人好し」だと思って、
押さえつけたり、利用したりしてきます。
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あなたの考えが あなたの行動を 決定する。
同時にあなたの行動が、
あなたに対する 他人の反応をも決定するのである。
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『大きく考えることの魔術』
ダビッド・J・シュワルツ・著 桑名一央・訳
お人好しは卒業して、
「自分を大事にして生きる」という、
いい意味での「自分本位」に生きていきましょう。
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本当の意味で自分本位な人は、
他人にも優しくなれるのだ。
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『いつも「いいこと」が起きる人の習慣』
トマス・レナード・著 堀紘一・訳
うまくいくことも、いかないこともあると思いますが、
大丈夫です。
これから、ますます羽ばたくTさんを楽しみにしています。
次回以降のセッションも、よろしくお願いします!
Tさんだけでなく、
怒りや嫉妬などのマイナスの感情に苦しくなったり、
ワナワナとしたイヤな感情に包まれたりすること、ありますよね?
(人によって頻度はかなり違いますが)
その時は、とてもつらいです。
けれど、そこには何かがあります。
感情をゆさぶられたことに、大いなるヒントがあるのです。
私自身もそう。
感情を抑えつけることなく、
今後にいかせたら、それは大きな財産になります。
一歩一歩前進です。