【No.72】本はノート。
本を読むとき、どんな読み方をしますか?
読んだ後、その本は、どんな状態でしょう?
きれいな状態、
それとも、線がたくさん引いてある状態、
さらに、マークやメモまで書いてある状態なのでしょうか?
私自身、ブームのようなものがあって変化しています。
何も線を引いていない時代
(本を汚すようで、線を引くのがなんとなくイヤだった)
↓
3色ボールペンを駆使していた時代、
(斉藤孝さんの 『三色ボールペンで読む日本語』 の影響)
http://urx.mobi/xyoP
↓
線やら、記号やら、メモやらを書いていた時代、
(松岡正剛さんの 『知の編集術』 の影響)
http://urx.mobi/xyqJ
↓
ポストイットを駆使して、きれいに読もうとしていた時代
↓
今は、気分でイロイロです。
最も多いのが、線を引くだけ。
(一色がほとんど。3色ボールペンを持っていないと、残念な気持ちになるのがイヤで)
本の端を折るだけのこともありますし、
線を引いて、メモを書くことも。
自分の控えとして、すぐにノートなり、パソコンなりで
読んだ本をまとめられればいいですが、
今は、本を読む時間さえ激減しているので、
手間はかけていません。
(がんばっていた時代があったなぁと、遠い昔のように感じてしまう)
「きれいに読もうとしていた時代」は、
読んだ後、本を売るときに、高く売れるんじゃないかと思ったから。
その時代は、年間100冊以上読んでいたし、
高く売れたら、うれしいじゃないですか(笑)
なんだか、いじましいですね…。
しかし、売るために買っているのではありません。
自分がより良く生きるために、
自分の視点を広げ、知らないことを知り、
考えを深め、他人の体験を疑似体験し、
心を揺さぶられ、知識欲を満たしていくなどの目的のためです。
だから、キレイに読むのは止めました。
思い起こせば、私が尊敬の念を抱いて、ステキだなと思う方々は、
本に手を加えて読んでいます。
前述の斉藤孝さんや、松岡正剛さんはもちろん、
私が通っていた文章塾の先生、
(本を読むときに、ペンがないと落ち着かないとおっしゃっていました)
毎日書評メールマガジンを発行する、土井英司さん
(年間1000冊は読んでる? すごい方です)
https://eliesbook.co.jp/bbm
断捨離のやましたひでこさん。
(マーカーでびっしりだそうです)
パッと思い浮かぶだけで5人。
「学ぶは、マネ(真似)ぶ」。
尊敬する方々に近づくためにも、
読んだモノを血肉にしていくため、
本は、自由に書き込みながら読んだ方が良さそうです。
何よりも、読み返すときに便利。
本は、読み返すと、また新しい発見があります。
あらためて、もっと本に線や記号を書き加えながら、
自分のものにしていきたい。
主役は自分。
売ることは、ひとまず忘れます(笑)