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2016-06-25

【No.32】魔法の質問!?

1日延びた昨日の幼稚園の運動会。
印象的な出来事がありました。

12時半までかかるプログラム。
11時過ぎから、雨が降り出しました。

最後の競技は、年長組のクラス対抗リレーです。

だんだん雨が強くなり、ショックなアナウンス。

「大きい組のクラス対抗リレーは中止します」

ざわつく保護者。

えーっという声とともに、一部の保護者からリレーコールが始まりました。
「リ・レ・ェ、リ・レ・ェ、リ・レ・ェ」

先生方の決定に対し、比較的素直に従うイメージのある幼稚園だけに、
ちょっと意外な保護者の反応。

アナウンスをする先生が、子どもたちに聞きました。

「大きい組さん、雨が降ってきたけれど、どうする?
リレーをやりますか?」

運動会に向けて、
何度も練習を積んできたリレーです。

「やりたい!」

雨の中、行われました。

転んでも、立ち上がり、必死に走る姿、
自分の力を出し切っている凜々しい姿、
仲間たちを応援する姿、

抜かしたり、抜かされたり、
ドラマを繰り広げながら、
バトンをつなぎます。

見ながら、涙が何度もあふれてきました。
(わが子は出ていなくても)

今、子どもたちの姿を思い出すだけで、
熱いモノがこみ上げてくるくらいです。

熱く、美しい、感動的な時間でした。

雨の中の運動会。
クレームをいう人はいません。

自分たちが望み、
子どもたちの感動的な姿を見ることが出来たのですから。

話は変わって、
部屋の片づけ。

家族と一緒に住んでいる方、
自分以外のモノが気になりませんか?

使ってなさそうなモノ、
目につくモノってありますよね。

基本ルールは、本人に任せて、人のものは捨てません。

とはいえ、
明らかにコレは捨てたほうがいいと思うモノが
ある場合があります。

そんなとき、言いたいけれど、
絶対に言ってはいけないセリフがあります。

それは、

「これ捨てる?」
「捨てたら?」

大体返ってくることばは、

「捨てない。大事なものだから」

というような返事。

捨てられません…。

ところが、
捨てる確率がグンと上がる質問があります!

それは、

「これ、どうする?」

すると、

夫:「う~ん、どうしようかな」

(洋服なら、)
私:「前はよく着たよね。もう随分くたびれてきた気がする」

夫:「そうだね。じゃぁ、もう捨てようかな」

と、いう感じになる(笑)

もちろん、毎回、こんなに上手くいくとは限りませんが、
成功率は、格段にアップします!

人は、自分のモノ(コト)を
否定されると、守りたくなるし、
強制されたりすると、やりたくなくなるようです。

「勉強しなさい!」
と言われると、しようと思っていても、
急にイヤになった経験がある方、多いのでは?(笑)

選択肢が、自分に与えられれば、
冷静に考えることができます。

「自分で決める」と納得します。
動けます。

「これ、どうする?」
は、少し表現を変えれば、
家族だけでなく、会社でも使えますよ。

質問された人にとって、
自分の感情や思考と向き合う時間。

その上での判断なら、気持ちよく動けます。

運動会のリレー、
子どもたちの意思を尊重されたことが、
本当によかったなと、

余韻に浸りながら、
こんなことも考えていました。

今日は、土曜日。
ステキな週末をお過ごしくださいね。