【No.156】いつでも松茸が食べられたら。
大阪の端っこに住むわが家。
息子の送り迎えしている通園路すぐそばに
「コメダ珈琲店(※)」ができました。
※コメダ珈琲店
http://www.komeda.co.jp/index.php#
今は全国展開していますが、東海地方出身者なら、おなじみの喫茶店。
学生時代にも、社会人になってからも、実家に帰ったときも、
ちょっと寄って、長居してしまうお店です。
コメダ珈琲店の横には、全国チェーンの居酒屋の大きな看板。
(学生時代にお世話になったなぁ)
またその近くには、名古屋名物の手羽先居酒屋の、
「世界の山ちゃん」。
見つけたときは、うれしかったハズなのに、
だんだん、「ここはどこ?」という気持ちに。
たこ焼き屋さんや、地元ならではのケーキ屋さん、和菓子屋さんなどのお店も、
もちろんあります。
ただ、目立つ場所に、
昔住んでいた土地ならではのお店、と思っていたお店の看板や、
全国チェーンのお店ばかり…というのは、ちょっとツマラナイ。
(ツマラナイという単語は使いたくないけど、
他にふさわしい言葉が見つからない)
今や駅前は、全国どこも同じようなコーヒーショップがあって、
居酒屋や牛丼屋さんがあって、金融機関があって…、
新鮮さがかなり薄れている気がします。
とはいえ、初めての土地で、知っているお店があると、安心するのも事実です。
ワガママですね。
岐阜の実家に帰ったら、
アレと、コレと、ソレ食べよう! とまず考えてしまう食いしん坊な私。
味噌カツは、外せないし、
今なら、栗きんとんは買って食べたいし、
(春~夏なら、「みょうがぼち(※)」という和菓子)、
みそ煮込みうどんに、あ~、久しぶりに「ベトコンラーメン」食べたいな、
あそこのお寿司も食べに行きたいけど、スケジュール的に大丈夫かな? とかね。
※みょうがぼち
http://www.toyodaya.net/
その土地ならではの食べ物、好きなお店って、特別感がありますから。
あそこに行ったら、アレを食べよう! って思うモノ、ありますよね。
どこの土地にも、どれだけ人気でも、敢えてお店のエリアを広げない老舗もありますし、
全国の人にこのおいしさを知って欲しいと、全国展開するお店もあります。
どちらが、いいとか、悪いとか言いたいのではなく、
なんとなく、
一年中、松茸やスイカを食べられるような、
一年中、桜の花が咲いているような、
うれしいような、少しツマラナイような、私はそんな感覚です。
どうでしょう?