toggle
2016-09-12

【No.112】あいまいな言葉は、偏見のコレクション?

日曜日に、家族でYさん宅へお邪魔したとき、
文章塾で学んだことで何が印象的だったかという
話になりました。

さまざまなことを教えていただいた中で、
共通して強く残っていることは、次の2つでした。


  1. あいまいな言葉を使わないこと
  2. 用字用語(*)に気をつけること
    *文章を書くときに、ひらがな、カタカナ、漢字や、単語の表記を統一すること。

「常識」こそ、あいまい

あいまいな言葉というのは、例えば、

  • 「やさしい食事」

何が、どうやさしいのですか?
そもそも「やさしい」って何ですか?

  • 「人気の●●」

人気ってどんな人に、どれくらいですか?
どこで人気なのですか?

さらっと、あまり深く考えず、なんとなくの言葉を使ってしまうと、
するどく指摘が入るわけです。

当時は、文章を書きながら、あいまいな言葉で済ませようとすると、
「これはどういう意味ですか?」
と、先生の指摘が聞こえてくるような気がしていました。

以前も書いた、
「思考停止にならないために。もう一歩考えてみる」。
http://flight-ex.jp/bkn40727/kikukaku/8

そのメルマガでは、
「すごい」、「すばらしい」という言葉を例に書きました。

他に、私が日常会話で、とても気になる言葉があります。

それは、
「常識」

「常識でいったらね、…」
「だって、常識でしょぉ」

などと、何度も何度も常識という単語を使い過ぎる方に、
たまに出会います。

「それは、あなたの常識でしょ」
心の中でイジワルな発言をしてしまう私…。

そんなことを書きつつ、私自身もまれに使ってしまうことがあり、
「あっ、言ってしまった!」
と、反省することもあるんですけどね(苦笑)

常識は、生まれた地域や国、育てられた環境によって違いますもんね。

あのアインシュタインさんは、常識を次のように定義しています。

———————————————————-
常識とは、
18歳までに身に付けた偏見のコレクションである。

<アルベルト・アインシュタイン>
———————————————————-
「Wikiquote」から

この言葉にはじめて出会ったときは、衝撃を感じつつ、
深くうなずいてしまいました。

ヒトサマに、「偏見のコレクション」を押しつけるわけにはいきません。
「常識」こそ、あいまいといえそう。
気をつけたい言葉です。

用事用語については、また明日に続けます。