【No.112】あいまいな言葉は、偏見のコレクション?
日曜日に、家族でYさん宅へお邪魔したとき、
文章塾で学んだことで何が印象的だったかという
話になりました。
さまざまなことを教えていただいた中で、
共通して強く残っていることは、次の2つでした。
- あいまいな言葉を使わないこと
- 用字用語(*)に気をつけること
*文章を書くときに、ひらがな、カタカナ、漢字や、単語の表記を統一すること。
「常識」こそ、あいまい
あいまいな言葉というのは、例えば、
- 「やさしい食事」
何が、どうやさしいのですか?
そもそも「やさしい」って何ですか?
- 「人気の●●」
人気ってどんな人に、どれくらいですか?
どこで人気なのですか?
さらっと、あまり深く考えず、なんとなくの言葉を使ってしまうと、
するどく指摘が入るわけです。
当時は、文章を書きながら、あいまいな言葉で済ませようとすると、
「これはどういう意味ですか?」
と、先生の指摘が聞こえてくるような気がしていました。
以前も書いた、
「思考停止にならないために。もう一歩考えてみる」。
http://flight-ex.jp/bkn40727/kikukaku/8
そのメルマガでは、
「すごい」、「すばらしい」という言葉を例に書きました。
他に、私が日常会話で、とても気になる言葉があります。
それは、
「常識」。
「常識でいったらね、…」
「だって、常識でしょぉ」
などと、何度も何度も常識という単語を使い過ぎる方に、
たまに出会います。
「それは、あなたの常識でしょ」
心の中でイジワルな発言をしてしまう私…。
そんなことを書きつつ、私自身もまれに使ってしまうことがあり、
「あっ、言ってしまった!」
と、反省することもあるんですけどね(苦笑)
常識は、生まれた地域や国、育てられた環境によって違いますもんね。
あのアインシュタインさんは、常識を次のように定義しています。
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常識とは、
18歳までに身に付けた偏見のコレクションである。
<アルベルト・アインシュタイン>
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「Wikiquote」から
この言葉にはじめて出会ったときは、衝撃を感じつつ、
深くうなずいてしまいました。
ヒトサマに、「偏見のコレクション」を押しつけるわけにはいきません。
「常識」こそ、あいまいといえそう。
気をつけたい言葉です。
用事用語については、また明日に続けます。