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2016-09-04

【No.103】自分を信じて、一歩ずつ。

「コーチングって、ビジネス用っていうイメージがありましたが、
そうとは限らないんですね」

ある問題に対して、
年単位でグルグルと悩み続け、
縁あって、セッションを受けてくださった方の感想です。

「今まで気がつかなかった事実に気がつけたし、
考えていたこと、感じていたことを整理してくださって、
ありがたかったです。

あれだけ苦しかったのが、楽になりました。
ヒントが見えたのがうれしいです」

はじめはとても苦しそうでしたが、セッションが終わるころには、
明るく、落ち着いた声になっていらっしゃいました。

これまでは、感情を思考で一生懸命に押さえつけ、
がんばりつづけていのが、
お気持ちと事実が、随分整理されたようです。

今日のメールマガジンは、
コーチングセッションの一部復習と補足です。

作家の村上春樹さんが、
本のなかでこんなことをおっしゃっていました。

小説を書きながら「プロだから結末は来る」と
————————————————
「自分を信じる」という側面もまたあるわけです。

<中略>

それでもときどきふと
「大丈夫かな?」
と思うこともありますが、
「大丈夫」
と自分に言い聞かせて書き続けるのです。
————————————————
『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』 河合隼雄・村上春樹・著

村上春樹さんですらも、
「自分を信じる」という感覚を意識して持ち、
「大丈夫」とご自分に言い聞かせているというのが、
とても印象的でした。

「自分を信じる」
正直、使い古された言葉でもあります。

「どう信じていいかもわからない」
と、おっしゃる方もいらっしゃいます。

でも、一度「自分を信じる」と決めてみてください。

そして、「大丈夫」だと言い聞かせて欲しいのです。

もし、大丈夫じゃなかったら、SOSを出せばいいですから。

がんばり過ぎないで、
自分の感情を、思考でないがしろにしないでください。

自分を信じて、
自分を肯定する。
人に甘えるワーク、どんどん試してくださいね。