【No.327】続けるか迷ったら…。
今日は、朝一で町議会議員選挙と
町長選挙の投票へ行き、
9時過ぎには京都にある能楽堂へ。
張り切ってやってきましたよ、
お能の発表会!
夕方4時半くらいまで、
どっぷり(素人の)能の世界に浸ってきました。
よかったことは、
・あくまでも自己評価ですが、
以前より上達した気がすること。
・5回目の発表会にして、
やっと少~し楽しむ余裕ができたこと。
(参加者との会話も含め)
反省点は、
自己評価で前より上達した気がしたとはいえ、
・もっと大きく舞いたかったことと、
・謡(うたい)が、途中で息継ぎがうまくできず、
変な音まで出てしまったこと。
・着付けはやっぱり
自分でできた方がいいということ。
何はともあれ、いい緊張感の中、
贅沢な非日常を味わってきました。
たまにはいいですね。
参加者は、同じ先生に習う
高校生から80代くらいの方までの老若男女。
特に80代の方が、とても印象的でした。
普段は、ご病気があって杖を使って歩いている女性です。
けれど、仕舞を、
お一人でちゃんと舞ったのですよ。
(しゃがむ動作はできませんが)
「今回も出られて、本当に良かったわ」
と、しみじみおっしゃいました。
病院へ入院する前に、
どうしても発表会に出たくて、
担当医の先生に、入院をずらしてもらった
こともあったと記憶しています。
歩くのもままならないのに、
舞台に立つんだという心意気。
その姿には、感動しました。
私がお能を始めた、特に1年目。
「私には難し過ぎる。もう辞めようかな」
と何度も思いました。
練習不足の自分を棚に上げて、
「なんで叱られながら、お月謝払ってるんだろう」と。
そんな私が、3年目に突入しています。
面白いものです。
何かを始めて、続けるかどうか迷ったとき、
周りを見渡して、
ずーっと続けている方が楽しそうだったら、
もしかして、自分がまだ理解していないという
可能性が高いかもしれませんね。
もちろん、向き不向き、好みもあると思いますので、
一つの参考例です。
過去に私は、誰もが早く辞めるという方の元で、
仕事を手伝ったことがありました。
自分のことを「我慢強いから大丈夫」だと思い込んで。
とんでもない勘違いでした。
結果は、数日でギブアップ。
結局1~2ヶ月やりましたが、心の病になりそうでした。
「私だけは大丈夫!」は、
危険だと学んだ出来事でもあります。
なにはともあれ、
楽しんで続けている方が多いものには、
それなりの魅力がある可能性は高いということ。
その逆も然りです。
(あくまでも、確率の話なので、
参考程度にしてくださいね)
歳を重ねて、
打ち込める趣味があるっていいなと
先の80代先輩女性の姿を見て、しみじみ思いました。
伝統文化でも、音楽でも、スポーツでも、
楽しくってしょうがない、元気になる、
生きるパワーが増すものがあるって、
いいですよね。
私にとってのお能は、今後どうなるのか。
自分の中に起こる変化を楽しみにしています。
あなたは、もう出会っていますか?