【No.244】美意識を感じる。
今日は、雪が舞い散る中、
日本の美意識を感じる場所に行ってきました。
京都御所内にある、京都迎賓館です。
京都迎賓館は、2005年4月に開館した
国の迎賓施設。
海外からの賓客をお迎えする場所だけあって、
日本の伝統工芸がいたるところで見られます。
樹齢700年のケヤキの一枚板で作られた玄関、
蒔絵の座椅子、
美濃和紙のやさしい明かり、
手の込んだ綴織り(つづれおり)、
「現代和風」の贅沢なすばらしい空間でした。
海外の方がさらっと見たら、
上品さは感じても、
わかりやすい派手さや、贅沢さ、
みたいなのは、それほど感じないのかも?
と思ってしまいました。
ありがたいことに、今日は説明付きの見学です。
私なりに価値を理解し、楽しむことができました。
以前も触れた、
「知ることは愛である」。
知ることは、愛を感じると同時に、楽しいですね。
作られる背景や、技法、作られた意図を知ることで、
楽しみ倍増です。
美しいものをみる。
それだけでも気持ちがいい。
雪の舞い散るなかの迎賓館は、風情がありました。
美しい自然も大好きですが、
人が作り上げた美しさを見るのも格別です。
美しいといえば、
自分が見るたびに美しいと思えるもの、
心からお気に入りと思えるものが
身近にあるというのも、幸せだと思います。
わが家の食器棚の一角。
私の好きなコーナーがあります。
(全てと言えないのが残念ですが)
南部鉄の鉄瓶が、日本手ぬぐいの上に鎮座。
(熱いまま置くこともあるので)
その上段には、コーヒーミル。
他にもモノはありますが、
空間もそれなりにあり、
扉を開けるたびに、ちょっとうれしい。
開けるたびに、うれしい場所、
もっと増やしたいと思いつつ、
なかなか増えていません。
「美意識」を持って日々を暮らしたいもの。
選び抜いたモノの中で暮らしたい。
今日は、
知ることで増す、楽しさ、愛おしさ、
美意識を高く持ちたいという意欲が高まった日でした。
あなたの美意識を満足する空間はありますか?
引き出し1つでも、鍛えられそう。
乱れてきた引き出しがいくつかあるので、
そこから高めていくとします。