問いを変えて人生が変わった話【方眼ノート 問いかけ】
何を問われるかで、
結果がまったく変わる、
そんな実例を聞きました。
同じ人でありながら、
問いが変わったら、
出てくる言葉が変わり、
行動が変わることで、
結果が変わったという実話です。
聞いたときは、
問いの重要さを感じるとともに、
正直、少々こわくもなった話を
シェアしますね。
「本人が心から望んでいるか?」
ある学習塾に通うお子さんの話です。
小学6年生に上がるとき、急きょ
「中学受験をする」
という話になったA君がいました。
なんでも、大好きなスポーツの名門の
学校へ行きたいのだそう。
(ここでは、サッカーとしますね)
A君の当時の成績を考えたら、
かなりチャレンジングな学校だったので、
塾の先生は、
必死にがんばるのかなと思っていたら、
そうでもない。
サッカーも、そこまで
夢中になっているようには見えない。
そこで、塾の先生とA君、
彼のお母さんの3人で面談をしたそうです。
そこで、塾の先生(方眼トレーナー)は、
始まるときに
次のような問いを立てました。
「A君が100%力を出せるようになるには?」
この問いからA君の意見を
聞いていくと、だんだん元気をなくし、
「中学受験、もう辞めようかな…」
と言い出したのだとか。
塾の先生は、びっくりして、
A君に尋ねました。
先生:「A君はどうなりたいの?」
A君:「プロのサッカー選手になりたい」
そこで、問いを変えたのです。
「A君がプロのサッカー選手になるには?」
すると、急に生き生きとして、
どんどん自分のすることを決めていきました。
- サッカーノートを書く。
- 中学受験をする。そのための行動など
そうして、彼は、
それまで塾には遅刻ばかりしていたのに、
その日から一切遅刻をしなかったそうです。
最後には、
一番初めに狙っていた中学ではなく、
少しランクを下げて受験をしました。
(それでもサッカーが強い学校に)
結果としては、
その中学校の特待生で合格し、
今は、張り切って通っているそうです。
この話を聞いて、
正直、驚きました。
問いを変えただけで、
人生まで変わってしまったことに。
だから、少しこわくなったんです。
問いの大切さって、
私が感じていた以上なんだと。
重要なのは、
「本人が心から望んでいるか?」
ということ。
そこを出発点にしないと、
全てが狂ってしまう。
これは、子どもだけでありません。
人を指導される立場の方はもちろん、
自分自身も、
そうなのではないでしょうか。
世間体や常識と思われていることから
出発する問いと、
自分がどうしたいのか、
大袈裟に書けば、
何に命をつかいたいのか。
内なる欲求や志、
深いところからくる問いは、
エネルギーも、
関わり方も、
覚悟も、変わってきます。
「なにかうまくいかない」
そんなときは
「問い」から疑うといいのかもしれません。
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問いを問い直すのは、哲学。
欲しい結果から、
行動を導きだすのは方眼ノートです。
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