【No.31】「見つめるナベは煮えない」
大切な文章やレポート、企画書など、
書いたモノを、寝かせていますか?
気合いを入れたいモノは、
しばらく寝かせるのが、理想的です。
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私が理想としているのは、
締め切りの二日前に書き上げて寝かせておき、
期限前にもう一度だけ見直すパターンです。
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「文は一行目から書かなくていい」 藤原智美・著
正直に書けば、
私が、締め切りの2日前に書き上げることは、
それほどありません(汗)
とはいえ、寝かせることは、大事にしています。
1日くらいは寝かせたい。
ムリなら半日でも。
数時間もムリなら、プリントアウトしたり、
トイレに立ったり、
わずかな時間でも寝かせます。
画面ではなく、紙で見直す、
音読をしてみる、
一度立つなど違う動作を加えてからの確認する、
といった目先を変えた文章確認をオススメします。
そうすると、文章を書いていたときの
独りよがりな気持ちが薄まり、
より冷静に見直しができます。
もっといいアイデアが浮かぶことも。
もちろん、勢いで文章を書いて、
その勢いのまま送りたい、
勢いを大事にしたい、
ということもあります。
意識的にするなら、
それもアリだと思います。
その場合も、勢いのまま送るのではなく、
読み返しはしたいですね。
(読み返さないで送ることはないと思いますが…)
音読で確認とか、
黙読でも、指でなぞらえて文章を読むとか、
先にも書いたように、何かしら
それまでとは違った目線での見直しをしたいもの。
違和感のある文章や、
誤字脱字などに気付く確率が高まります。
大切な文章は、ぜひやってみてください。
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“見つめるナベは煮えない”
ということわざがある。
早く煮えないか、早く煮えないか、
となえずナベのフタをとっていては、
いつまでたっても煮えない。
あまり注意しすぎては、かえって、
結果がよろしくない。
しばらくは放っておく時間が必要だと
いうことを教えたものである。
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「思考の整理学」 外山滋比古・著
ずっと関わっているより、
少し離れることで、
脳がリフレッシュしたり、
のめり込んでいたのが冷静になったり、
読む人との温度差に気がついたり、
誤字脱字などを含めた
文章のアラに気がつけることがあります。
より客観的になれます。
文章だけでなく、思考に関しても、
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思考の整理法としては、寝させるほど
大切なことはない。
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(同著)
大切な文章は、ぜひ寝かせてみてください。
「果報は寝て待て」ですね。
子どもも一緒で、
ずっとべったり関わっているより、
放っておく時間も必要なのかな。
と、子育て中の私は思ってしまいました。
ただ放っておきすぎないよう、注意します(笑)
そうそう、本日、無事に運動会が開催され、参加できました。
最後は雨に濡れましたが、それもいい思い出です。