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2023-01-13

「あいでんてぃてぃー」って何で決まる?

耳にするものの、
分かるようで、分かりにくい言葉の一つに
「アイデンティティー」があります。

あなたはいかがでしょう?

「アイデンティティーって
 そういうことかぁ。これは使える!」

(使えるという表現が、なんとも安直なのだけど…)

たまたま手にした本に
なるほどと思える説明があったので、
シェアしますね。

まずは辞書で調べてみると、
次のように書かれていました。

【アイデンティティー】(identity)→【同一性】

①物がそれ自身に対し同じであって,一個の物として存在すること。自己同一性。

②人間学・心理学で,人が時や場面を越えて一個の人格として存在し,自己を自己として確信する自我の統一をもっていること。自我同一性。主体性。

(「スーパー大辞林」から抜粋)

やっぱり分かるような、
分からないような…。
(私だけ?)

そこで、「なるほど!」と思えたのが
こちらです。

行動を繰りかえせば繰りかえすほど、
その行動に関係する
アイデンティティーを強められていく。

じつは、「アイデンティティー」という言葉は、
もともとラテン語で

「存在」という意味の「エッセンティータス」と、
「繰りかえし」という意味の
「イーデンティーディム」を語源としている。

つまり、アイデンティティーとは、

文字どおり「繰りかえす存在」のことである。

『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』
(ジェーム・スクリアー:著、牛原眞弓:訳)

「アイデンティティー」なるものは
日ごろ、繰りかえし行っていること。

ということは、
これまでとは違う行動をし続ければ、
アイデンティティーも
変わっていくということですよね。

面白くないですか?

例えば、
「自分は夜型人間だ」
と思っていたとします。
(これがアイデンティティーかどうかは別として)

しかし、毎日、毎日、早起きを繰りかえし
その気持ちよさを存分に味わっていたら、

「自分は朝型人間かもしれない」
という思いが強くなり、

さらに続けていったら、
「自分は朝型人間だ」
と、堂々と言っているかもしれません。

繰りかえししている行動が、
あなたのアイデンティティーや
信条を作っていくわけです。

そもそも、これまでも
何度か書いている通り、

「本当の自分」
なんてものはありません。

出来事や環境、経験、学習などから
いくらでも変わっていくのですから。


習慣は、誰かになるためにするものだ。

突きつめれば、
習慣が大切なのは、
なりたいタイプの人になるのに役立つからだ。

習慣は、
自分についての深い信念を

育てるための手段である。

(同著)

この本では、
習慣は、あなたや
あなたのアイデンティティーを
つくっていくものであり、

また、
アイデンティティーは、
そのアイデンティティーにふさわしい習慣を作っていく
とも書かれています。

なりたい自分に相応しい行動を
増やしていくことで、
自分を、なりたい人にしていくわけですね。

もしかして、
ものすごくシンプルでフツーのことを
書いているのかもしれないけれど、

このシンプルでフツーのことを
意識されている方は、
どれくらいいらっしゃるのでしょう?

なりたい自分への投票を
日常の中で、一票でも増やしていく。

「満場一致」じゃなくても
「過半数」を得られればいいのですから。

あなたの望むアイデンティティーを
育てるために。

2023年1月です。

今年も抱負や目標を立てた方も
多いと思います。

もう一度、あなたはどんな
アイデンティティーを手に入れたいと
思っているのか?

そんなことを考えることから、
日頃の行動(習慣)を見直すのもいいですよ!