【No.285】「余裕」が遅刻をまねく?
行動に大きく影響している言葉。
いつもギリギリに行動している方が、
「今日こそ、10分前に ‘余裕’ を持って出よう!」
と思っても、やっぱりギリギリになる確率が高い。
しかし、
「今日こそ、10分前に出よう!」
と思うと、早く出る確率が高くなるそうです。
『余裕』があるという感覚が、
甘えにつながってしまうからだとか。
ドキッとする方、いませんか?
と書いている、私自身はドキッとしました(苦笑)
言葉の持つ力、影響力は恐るべしです。
息子が幼稚園に入ったばかりの頃、
あっちへフラフラ、こっちへフラフラと
通園するだけで大変でした。
幼稚園の近くに、大きな交差点があります。
そのため、赤信号の時間が比較的長め。
登園時間がギリギリになってしまった日は、
歩行者の青信号が点滅していても、
走って渡りたくなってしまいます。
3~4歳の頃は、
「早くーっ。走るよ! ヨーイドン!!」
とか何とか言っても、
息子の体は、返ってかたくなり、早く行こうとはしません。
ところが、あるギリギリの日、
こんなことを言ってみました。
「ゆっくり走りしよう!」
すると、息子が快く走ったのです。
(そもそも、ギリギリに家を出るのが悪いのですが…汗)
言葉を変えただけで、
息子の行動が変わりました。
びっくりしたことを今でも覚えています。
行動とは違う例を、もう一つ。
数年前、デパートで
エスプレッソの試飲をするときがありました。
「砂糖をお入れしましょうか?」
と言われたものの、断ったら、
しつこく、オススメしてきます。
「本場は入れるかもしれないけど、今はいらない」
と思っていた私。
すると、お店の方が、
こんなことをおっしゃったのです。
「高級チョコレートを味わうように、
召し上がりませんか?」
「ん? 入れてもいいかな?」
と急に気持ちが変わったのです。
自分でもびっくりしました。
(結局どうしたかは、忘れてしまいましたけど…)
言葉の力は偉大です。
だからこそ、意識的に言葉を選び、使いたいもの。
無意識に使っている言葉が、
あなたに大きく影響を与えます。
はじめの例で使った「余裕」。
余裕を持とうとすることで、
甘えが出る可能性がある。
ご自分の性格を把握して、
「10分前に余裕を持って出る」のか、
「10分前に出る」のか、
使う言葉を選ぶといいですね。
時間管理が苦手な方のヒントになったらうれしいです。
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