【No.155】おばあちゃんと息子
子どもが、5歳過ぎ、ますます男の子っぽくなってきました。
テレビがないわが子だけは、関係ないと思っていた
戦隊もの大好きな男の子に育っています。
朝から、戦いを挑まれる毎日。
(新幹線も、恐竜も、大好き)
おばあちゃん(私の母)に対する態度が、
どんどん変化してきています。
1歳~2歳
電話で「おばあちゃん、あいたい?」(甘く、かわいい声でささやく)
(=おばあちゃん、メロメロ)
3歳~4歳
再会時、新幹線の改札で「おばーちゃーん!」と、映画の中の恋人同士のように走って、抱き合う。
(=おばあちゃん、最高に幸せそうな顔)
4歳末~5歳(現在)
(おばあちゃんから電話)「いや~!」と笑って、わざと逃げる。
(おばあちゃんが遊びにきたとき)「早く帰って~」と、わざとイジワルを言う。
(=おばあちゃん、がっくり)
これから、また変化するでしょうし、
上記は、あくまでもわが家の例ですが…。
母は、しみじみと、
「3歳までに一生分の親孝行(祖母孝行?)をするっていうけど、本当だね」
電話で話していました。
少し笑いながらも、前はあんなに可愛かったのに、と(かなり)寂しそう。
「3歳までに一生分の親孝行をしている」ってことは、
ふと、私たちの大人の親孝行ってことは、終わってるってこと?
いやいや。
「3歳までに一生分の親孝行をしている」
という言葉は、親に向けていった言葉なのでしょうね。
子どもに、親孝行を期待するなと。
つまり、わが家は、息子からの親孝行はもう終わったようです…。
(さみしい…)
そもそも人って、
「してあげた」ことは、(忘れてもいいのに)意外に覚えていますが、
「してもらった」ことは、(覚えていたいのに)意外に忘れていることあります。
子どもに恩着せがましくする前に、
たくさん「してもらった」親への恩を思い出すほうが、良さそうです。
親孝行してるかなぁと、書きながら問うた私。
ベタですが、近いうちに旅行ご招待しようかな。
息子の母に対する態度、わざと言っているのは分かるけれど、
もう少し「カワイイ孫」になることを心から祈る私です。