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2025-02-10

見極める力をつけるには? 価値について考えた。

こんにちは! 寺尾祐子です。

骨董市での発見

価値があるとか、ないとか、
感覚的に使いますよね?よくよく考えてみれば、
価値というのは「ある」ものではなく
「認めるもの」なんだろうなと
感じたことがありました。

なぜそう思ったかといえば、今月の初めの日曜日
(気づけば、もう10日以上経っていましたが)
目利きの方に誘っていただき、
「大江戸骨董市」へ初めて行ったからです。

東京国際フォーラムの屋外スペースで、
食器、着物、アクセサリー、置物など
約250店舗が並ぶ、日本最大級の露天骨董市。

一人なら素通りしてしまうような古い食器も、
目利きの方やお店の方から
「これは江戸中期の古伊万里で…」
と技法や流行、時代背景を聞くと、
くすんだお皿が急にお宝に見える。

そんな体験をしました。

小さな豆皿が数万円、
18センチほどのお皿が25万円で驚いたり。
逆に「高そう!」と思ったものが1,000円だったり。

理由を聞けばプリント模様だったなど、
納得しつつも興味深かったです。

価値は「認める」もの

もともと器が好きで、本や雑誌を読んだり
産地へ行ったり美術館へ通ったりしていました。
その感覚が少し蘇った時間でもありました。

「本物の美を見極めたい」と思っていますが、
修行は必要そうです。

審美眼を磨くには、

  • 日常的に良いものに触れること
  • 周辺の知識を得ること

が大事だと改めて感じました。

そもそも、価値あるものは
「認められるから価値がある」ということ。

自分には価値を感じられなくても、
別の人にとっては高い価値を持つこともあるし、
その逆もあります。

例えばゴッホ。
生前は絵に価値がないとされていましたが、
亡くなった後、現代に至るまで大きな価値が
認められています。

価値は不思議で、伝えることで共有できるもの。
改めてそれを実感しました。

ちょっとしたコツと気づき

そうそう、
オマケ情報として。東京芸術大学出身の方に
「ディスプレイのコツ」を教わりました。

それは「ペアで飾ること」。
一つだけでもいいけれど、二つ揃うと
存在感が増すのだそうです。

「双子って目が行くでしょ?」とのこと。
なるほどなと思いました。

骨董市では、目利きの方から話を伺うことで
新しい世界を見せてもらえました。
遠出の旅行もいいですが、
新しい視点を体験するのも充実した時間に
なりますね。

「いつもと違う」
人に会う、場所へ行く、体験をする。

そんなことを今年はもっとしていきたいと
思っています。

今日は金曜日。
楽しい週末をお過ごしくださいね!