優しく強い人間になるために【成長 痛み】
憧れの女性の一人に
加藤タキさんという方がいます。
国際間のコーディネーターとして
先駆的役割を果たされ、
TVのコメンテーターとしても
出演していたので、
ご存知の方も多いかな?
TVの画面越しに、
「かっこいい女性だなぁ」
と思っていました。
彼女の話で、フッと
思い出すことがあります。
それは、42歳で出産したタキさんの前で、
お母様(日本初の女性国会議員)が、
赤ちゃんに向かって、おっしゃった話です。
「早いとこ挫折することね」
というようなことを
おっしゃったのだとか。
(細かなニュアンスは、
紹介されている記事によって
多少違うけれど、こんな内容)
お母様は、日本で初めて
女性国会議員になられた加藤シヅエさん。
なんてインパクトのある言葉でしょう。
そして、
なんて含蓄のある言葉なのでしょう。
ネットで詳しく書かれていた
記事(※)があったので、一部を引用します。
(シヅエさんの言葉)
この子が挫折することを
恐れてはなりませんよ。立ち上がるエネルギーのある
若いうちに転べば転ぶほど、
さまざまな人の痛みを感じることのできる
心の優しい、そして強い人間になれます。とても大切なことなの。
(ここまで)
挫折は、
子どもに限ったことじゃありません。
また、挫折とまではいかなくても、
子どもも大人も年齢に関係なく、
「痛み」はあるものです。
その「痛み」から逃げていたら、
私たちは、成長のチャンスを
失ってしまう。
そんなとき出てくる言葉は、
アウフヘーベン。
アウフヘーベンとは、
ドイツの哲学者であるヘーゲルが
弁証法の中で提唱した概念です。
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あるものを、そのものとしては否定しながら、
更に高い段階で生かすこと。
矛盾するものを更に高い段階で統一し解決すること。
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(Oxford Languagesの定義から)
つまり、矛盾や反対、痛みを受け入れ、
統一していきながら、
進化、成長いくということ。
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個人も、社会も、
否定(矛盾、痛み)を
乗り越えることで、
「成長(真理)」に近づいていく。
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何かしらの精神的な痛みを感じるとき、
私自身が思い出すことです。
そもそも、
痛みも感じないで
成長できる人っているのかしら?
なんて思ってしまう。
人は、優しくなるため、
強くなるために、
痛みがあるのかもしれません。
そう捉えると、
痛みもありがたい?(苦笑)
新年度が始まり、
ウキウキ気分な方はそのままで、
何かしら痛みを抱えている方は、
どうも成長する時期が
きていると捉えてみてくださいね。
人生も、モノゴトも、
直線的に進むことは少なく、
螺旋的に発展していくものですから。
※加藤タキさんの記事はこちら。
他にも珠玉の言葉が贈られていますよ。
https://em-tr360.com/L40727/b3/118621