満足と満ち足りていない気持ち【挑戦 行動】
人生において必要なのは
「満足感」だけでなく、
「満ち足りていない気持ち」も必要で、
そのバランスが幸福を決めるんでしょうね。
「急にどうした?」
て感じですよね(笑)
満ち足りていない気持ちや
不足感、飢餓感、希望といった、
「もっと◯◯が欲しい!」とか、
「◯◯になりたい!」、
「◯◯を実現したい!」などの
感情って、原動力になるなと、
あらためて思うことがありました。
満ち足りていない状態を
自覚しているからこそ、
行動せずにはいられない、
という状態です。
やり残したことや「傷」はイヤなもの
こんなことを感じ、考えた
きっかけの一つが、こちらのコラムです。
長いですが一部をご紹介します。
<ここから>
今春の大学や高校の卒業生は、
それぞれのハイライトとなるべき2年間を
コロナ下で過ごした。「友人の顔もマスク姿しか記憶がない」
と語る若者もいる。部活、合宿、修学旅行、学園祭、留学。
相次ぐ中止に思い描いた学園生活とは
遠かった人が大半だろう。自由だった上の世代と比べ、
悔しい思いを抱くかもしれない。だが実はいつの若者も
何かやり残した気分で卒業し、
それを仕事などの原動力にしたのではないか。学びも遊びもこれから十分楽しめる。
そうは言っても振り返ると
むなしいという人にモンテーニュの言葉を贈る。「『今日はなにもしなかった』。
とんでもない言いぐさだ。
あなたは生きてきたではないか」(宮下志朗訳)
日本経済新聞「春秋」2022.3.19
1週間近く前に読んだのに、
なぜか心に引っかかっており、
再度さがして、読んでしまいました。
きっと誰にだって、
学生時代やその近辺で、
やり残したことがあると思うのです。
そのやり残したことは、
人によって
「傷」と感じているかもしれません。
やり残したことや
「傷」はイヤなものですが、
それがあるから必死になれたり、
がんばれたりするのではないでしょうか。
先に紹介したコラムは、
卒業する学生さんたちに向けて
書かれたものだと思います。
しかし、何歳になっても同じです。
年齢は関係ありません。
あのとき、あーだったら、
こーだったらと思っていても、
何も変わらない。
全ては、
===============
今から何をするのか。
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ということ。
現状に満足し、感謝しながらも、
その一方で、
満ち足りていない気持ち、
不足感や飢餓感、希望をもつ。
この両方があることで、
少しくらいハードルが高いことも
挑戦できる。
ここまで書きながら、
何人かの友人、知人の顔が
浮かんできました。
満足だけでは、
現状維持になって、
衰退への道が始まってしまいます。
「満ち足りていない気持ち」が
挑戦へとつながり、
次なる行動を連れてきてくれるとしたら、
感謝すべきもののようです。
あなたはいかがでしょうか?