突っ込まずにはいられない言葉【ビジネス 言葉】
お客さまが何気なくおっしゃる言葉に
突っ込まずにはいられない
ときがあります。
突っ込まずにはいられない、
というのは、
危険な言葉を使われているから。
今日は、突っ込まずにはいられない
危険な言葉についてのお話です。
危険な言葉とはとてもあいまい
危険な言葉とは
とてもあいまいで、
分かったような気持ちになってしまう
言葉です。
先日も、こんなことをおっしゃった方が
いらっしゃいました。
「しっかり準備したつもりだったんですけど…」
「つもり」という言葉も気になりますが、
それよりも、
「しっかり準備」の方です。
「しっかり準備」
一見、何の問題もなさそうです。
でもね、
この「しっかり準備」した状態って、
どんな状態なのか、
明確になっていなかったことが、
「つもり」という言葉を
つれてきてしまったと思うのです。
しっかり準備した状態が
あいまいなままになっていると、
いざ準備するときに、
「何からしたらいいんだっけ?」
となり、
準備完了したと思った後も
「これで準備はいいんだっけ?」
と不安になり、
終わったあとに、
「もっとしっかり準備しておけばよかった…」
と思ったまま、そのまま放置すると、
また同じことを繰り返す可能性があります。
なので、しっかり準備した状態というのは、
何を準備するのか、
リスト化するといいですね。
いざ準備するとき
「何が必要なんだっけ?」
と思わなくてもいいように、
自分への申し送りみたいなものです。
なんといっても
後から改善もしやすいです。
「なんだっけ?」
と考える時間も削減でき、
「つもりだった」
もなくすことができますよ。
*
「来年こそスッキリした部屋にしたい!」
も同じです。
スッキリというのは、
どういう状態を指しているのか?
床に物がない状態なのか、
テーブルの上に物がないのか、
本棚が、
本が横向きに入っていなくて、
空いているスペースがある状態なのか…
明確になっていると、
行動しやすいですよね。
行動しやすいだけでなく、
達成感も味わえます。
(達成感は、とても大事~っ!)
だって、スッキリでは
「スッキリレベル」が上がると
なかなか到達できないですから。
あいまいで危険な形容詞や副詞は、
「しっかり」や「スッキリ」だけでなく、
例えば、
「もう少し」とか「もっと」とか
「しばらく」、「早く」、「遅め」
「多い」、「少なめ」などがあります。
そろそろ来年の目標を考えている方も
いらっしゃるかもしれません。
そんなときにも
ご参考になさってくださいね!
あいまいで危険な形容詞や副詞には、
くれぐれもご注意を~!