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2021-04-16

全部捨てるプロ魂【仕事 追い込まれたら】

「出し惜しみしちゃダメよ」

という先日のメルマガでご紹介した、
脚本家の橋田壽賀子さんの言葉が、

今朝の日本経済新聞で紹介されていました。

脚本家の内館牧子さんが、
橋田壽賀子さんを悼んで
書かれた記事です。

追い込まれたら

それだけ内館牧子さんの心に
残っている言葉なのですね。

その他の言葉も、
内館牧子さんの行動も、

「さすがだぁ!」と思わせることがあり、
今の私に響きました。

一部を引用してシェアしますね。

NHK朝の連続テレビ小説「ひらり」の
脚本を書くことが決まった内館さんと
大先輩の橋田さんの会話です。

(ここから)
 

「出し惜しみしちゃダメよ」

「え?」

「長丁場のドラマだから、
 先々もつまいと恐れて
 水増ししがちなの」

その通りだった。
私も恐れて、
実は水増ししたあらすじを
最終回まで作っていた。

「出し惜しみしないで、
 どんどん書いて、
 見ている人を楽しませなさい」

「でも、
 途中で書くことがなくなったら…」

「大丈夫。
 追い込まれたら、
 必ず次のいい手が見つかるものよ」

私は帰宅するなり、水増しした
151回分のあらすじを全部捨てた。

(日本経済新聞2021年4月13日付)
(*改行はこちらで勝手にしています)

「追い込まれたら、
 必ず次のいい手が見つかる」

これって、
めちゃくちゃ怖い。

とはいえ、
この追い詰められてから
いいのが出るというのを、
分かる方も多いのではないでしょうか?

切迫した状況に置かれると、
普段には想像できないような力が出る、
「火事場の馬鹿力」
という言葉もあるくらいですから。

「必ず次のいい手が見つかる」
って言い切ってらっしゃるのが、
またいいですよね。

そう信じ切る。

そうして何とかしていくうちに、
自分への信頼感が少しずつ、少しずつ、
積み重なっていくのだと思います。

前回のメルマガでも
お伝えした通り、

「今日の最高を出し続ける」

ですね。

今回、心を奪われたのは、
この部分、

「151回分のあらすじを全部捨てた」

です。

「え~っ、全部捨てる!?
 私には出来ないかも…」
と思ってしまいました。

内館さんの
言われたことを即実践する「素直さ」。

書いたものを全て捨てた「いさぎよさ」。

そして、作品に対する「覚悟」。

だからこそ、脚本家として
数々の有名な作品を
世に送り出されている内館さんが
いらっしゃるのかな。

プロ魂をみた気がします。

中途半端じゃ、
中途半端な仕事しかできない。

そんなことを
突きつけられたような気がしています。

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