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2016-08-04

【No.72】本はノート。

本を読むとき、どんな読み方をしますか?
読んだ後、その本は、どんな状態でしょう?

きれいな状態、
それとも、線がたくさん引いてある状態、
さらに、マークやメモまで書いてある状態なのでしょうか?

私自身、ブームのようなものがあって変化しています。

何も線を引いていない時代
(本を汚すようで、線を引くのがなんとなくイヤだった)

3色ボールペンを駆使していた時代、
(斉藤孝さんの 『三色ボールペンで読む日本語』 の影響)
http://urx.mobi/xyoP

線やら、記号やら、メモやらを書いていた時代、
(松岡正剛さんの 『知の編集術』 の影響)
http://urx.mobi/xyqJ

ポストイットを駆使して、きれいに読もうとしていた時代

今は、気分でイロイロです。
最も多いのが、線を引くだけ。
(一色がほとんど。3色ボールペンを持っていないと、残念な気持ちになるのがイヤで)

本の端を折るだけのこともありますし、
線を引いて、メモを書くことも。

自分の控えとして、すぐにノートなり、パソコンなりで
読んだ本をまとめられればいいですが、
今は、本を読む時間さえ激減しているので、
手間はかけていません。
(がんばっていた時代があったなぁと、遠い昔のように感じてしまう)

「きれいに読もうとしていた時代」は、
読んだ後、本を売るときに、高く売れるんじゃないかと思ったから。

その時代は、年間100冊以上読んでいたし、
高く売れたら、うれしいじゃないですか(笑)

なんだか、いじましいですね…。

しかし、売るために買っているのではありません。

自分がより良く生きるために、
自分の視点を広げ、知らないことを知り、
考えを深め、他人の体験を疑似体験し、
心を揺さぶられ、知識欲を満たしていくなどの目的のためです。

だから、キレイに読むのは止めました。

思い起こせば、私が尊敬の念を抱いて、ステキだなと思う方々は、
本に手を加えて読んでいます。

前述の斉藤孝さんや、松岡正剛さんはもちろん、
私が通っていた文章塾の先生、
(本を読むときに、ペンがないと落ち着かないとおっしゃっていました)

毎日書評メールマガジンを発行する、土井英司さん
(年間1000冊は読んでる? すごい方です)
https://eliesbook.co.jp/bbm

断捨離のやましたひでこさん。
(マーカーでびっしりだそうです)

パッと思い浮かぶだけで5人。

「学ぶは、マネ(真似)ぶ」。
尊敬する方々に近づくためにも、
読んだモノを血肉にしていくため、
本は、自由に書き込みながら読んだ方が良さそうです。

何よりも、読み返すときに便利。

本は、読み返すと、また新しい発見があります。
あらためて、もっと本に線や記号を書き加えながら、
自分のものにしていきたい。

主役は自分。
売ることは、ひとまず忘れます(笑)