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2017-04-26

【No.337】地味なことが大事、だったりする。

見栄えのすること、
成果が分かりやすいことに、
人って、目も気持ちも行きやすい。

そんなことを感じた、お能の稽古。
発表会後のお稽古の日に言われました。

「謡(うたい)の大事さがわかったでしょう」

先日のお能の発表会では、
仕舞(しまい)と謡(うたい)を
「金剛能楽堂」で披露してきました。

仕舞は、先生を含んだ3人のプロの謡をバックに
舞台の上で舞います(2〜5分くらい)。

謡は、複数人で舞台に上がり、
本を見ながら、自分の担当分を謡います。

謡は、本を見ながら出来るので、
(=次の動きや言葉を忘れることはありません)

「できるだろう」
と、つい、後回しにしがち。

仕舞の方が、緊張感があるし、
華やかない気もして、お稽古量に差が出てしまうのです。

先生ご自身も、若い頃、舞ばかり練習をされていたとか。

ある時、家元に
「舞の上達に比べて、謡が、練習が不十分じゃないか」
というようなことを言われたのだとか。

例えば、
舞は、10回練習すれば、
それなりに上手くなったことを実感できます。

ところが、
謡は、10回練習しても、
上手くなったことをなかなか実感できません。

スポーツでいう基礎練習のような感じでしょうか。
ボールや器具を使うスポーツは、
早くボールに触りたくなります。

でも、その前に体幹を鍛えたり、走り込みをしたり、
柔軟性を高めた方が、いい結果が出ることがあります。

ビジネスにおいて言えば、
仕舞が、商談や集客、
謡は、書くことなのかもしれません。

書くこと、書き続けるというのは、地味な作業です。
しかしながら、
書いて伝えるという行為は、とても基本的なことです。

すぐに数字には出てこないかもしれませんが、
地味に効いてきます。

地味なことこそ、大事なようです。
派手なこと、華やかなことばかりに
目が向いていませんか?

書くことだけでなく、
入金チェックとか、リマインドメールなどなど、
地味な作業もとても大事です。

日常の中も、地味なことにあふれています。
そんな日常を大切にすることこそ、
大事なのでしょうね。

 

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