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2017-03-12

【No.292】伝えるから、伝わる。

「伝えるから、伝わる」
当たり前ですが、意外に難しい。

説明をしないで、

「わかるでしょ」

は、売る側のごう慢さなのかも。

(人間関係や、男女の仲にも、少し通じる部分がある?)

いわゆる「説明責任」をあなたは(私は)、
果たしていますか?

そんなことを考えることが、
続けてありました。

夫が、髪をカットしてもらっている美容師さん。

しばらく前から、近所の美容院をやめて、
私と同じお店へ行くようになりました。
(担当者は別の方)

そうしたら、それまで当たり前のようにハネていた
右後頭部の一部の髪がハネなくなったのです。

毎朝のように、ハネを直していたのに、
それが、ほぼなくなりました。

「ハネてなーい!」

これにはびっくり!

初回は、偶然かもしれないと思っていましたが、
ずっと、ハネていません。

しかし、夫の担当者の美容師さんは、
淡々とカットして、説明をあまりしない様子。

技術力は高いので、
もっと説明したら満足度が上がるのにな
と思うのは、私だけでしょうか。

もう一つ。

ある会社の新しいロゴマークを見せていただきました。

とってもシンプルなデザインです。

シンプルすぎて、
「見る方の技量が問われる?」
という感じ(笑)

デザインの意味、背景を教えていただいて、
急に、
「うわぁ、深い…。なんてステキなデザイン!!」
と変化(笑)

当然ながら、なんとなくカッコイイからではやってない。

ワインでも、
ただ飲むのと、
生産地やブドウの育てられ方、作り手の思いなどを
聞くのとでは、全く違います。

さまざまな背景を聞くことで、
商品の輝きが増すことは、多々あります。

あなたが、誰かに何かを
売るとき、手渡すとき、
ちゃんとその価値を伝えてくださいね。

それは、相手にとって
「こんな素晴らしいものを手に入れたんだ」
という満足につながります。

どういう意図で作ったのか、
それは、売り手や作り手の力量が
相手に分かってしまうことでもあります。

伝えるから、伝わるんですね。