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2016-11-24

【No.184】並べ替えて、心をつかむ。

「いいこと書いてるなぁ。でも、なんかおしい!」

明日は、少人数制「文章講座」。
参加してくださる方の文章を、事前に確認しつつ、
先のようなことを思ってしまいました。
(自分のコトは、完全に棚にあげて。苦笑)

具体的に書いてしまうと(少しネタバレ)、

●せっかくイイコトを書いていても、他の文章に埋もれている。

●つかみ(文章の書き出し)が弱いので、
内容が面白くても、読み進めてもらえない可能性が高い。

●具体例(事例)が、もう少しほしい。

などなど。

「人の文章をチェックすると、いい勉強になる」
以前勤めていた会社の編集長が、よくおっしゃっていました。

人が書いた文章は、自分の思い入れがありませんから、
冷静に分析ができます。

パソコンで書いた文章ならば、比較的簡単に、
グッと魅力的になり、スッキリした印象の文章にする秘訣があります。

それは、
文章の順番を変えること。
「インパクトのある文章を冒頭にもってくる」だけです。

インパクトがある文章とは、
読者にとって、もっとも関係性が高い(気になる)こと。

自分が、最も言いたいこと(意見)だったり、
もしくは、「問い」(メリットをにおわせる)だったりします。

書き慣れている方は、すでにやっている方も多いと思います。

書き慣れていない人は、
つい自分の頭の中に思い浮かんだ順に書いてしまうもの。

映画でも、小説でも、最初に事件が勃発して、展開していきますよね。
冒頭に、
「どうなるんだ?」
「どういうこと?」
と思わせたて、まず惹きつけることが必要です。

作文でも、読書感想文でも同じです。

書く順番、あなどるなかれ。

今回のメルマガであれば、
「明日は、文章講座なので、受講生の文章をチェックしています」

という始まりにしそうでしたが、
私が感じたことを、冒頭にもってきました。

っていっても、そんなにインパクトない?
精進します。