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2016-09-30

【No.129】人それぞれに、最適なリズムがある。

今日は、子どもの「自由参観」に行ってきました。

子どもたちを2時間じーっと見ながら、あらためて、

「人それぞれに、最適なリズムがある」

と、思わずにはいられませんでしたし、考えさせられました。

自由参観というのは、一日1組だけの親が、
教室の後ろで、ひっそりと子どもたちの様子を見学できるもの。

もちろん写真撮影、ビデオ撮影は禁止。
後ろにちょこんと座って、壁のように見守るだけです。

モンテッソーリ教育(※)を取り入れた幼稚園。
通常の保育時間は、
それぞれの子が、自分のきめた教具を選んで、
自分で準備し、自分でやって、自分で後片付けをするというもの。

※モンテッソーリ教育とは
http://qq4q.biz/yIms

教室全体は、シーンとはしていないものの、
子どもたちが大勢いるわりには、ギャーギャーした雰囲気はなく、比較的静かです。

集中している子、
何をしようか探している子、
集中しているのを見ている子、
お茶を飲んでいる子、
友だちとの会話を楽しんでいる子、

とても自由な雰囲気。
先生たちは、教具をすすめることはあっても、
強制はしないので、
子どもたちは、自分の意思で何をするかを決めて、取り組みます。

今日は、年少さんでずーっと泣いている子がいました。
(縦割りクラスなので、年少・年中・年長が同じクラス)

泣きながらも、自分で涙をふきつつ、
ちゃんと朝のお支度をして、先生にご挨拶をして、
やることはやっている姿にビックリ。
けなげな姿でした。

子どもたちの様子をみながら、しみじみと感じたこと。

それは、
「人それぞれに、最適なリズムがある」
ということです。

びっくりするくらいの超スローペースで、朝のお支度をしつつ、
(必要なものを必要なところにしまい、出席ノートにシールを貼って、先生にご挨拶)
その後、教具に集中して取り組んでいました。

早くから準備できる子が、
教具にもじっくり取り組んでいるとは限りません。

早いから、いい、
遅いから、ダメ、
ということではなく、その子なりのリズムで意欲を発揮して、
時には、どんどん、
時には、ゆっくりと
成長しているんだと、しみじみと感じました。

大人になると、自分のペース関係なしに、
周りのペースに巻き込まれ(時には必要なことだとは思いますが)、
自分のパフォーマンスが発揮できない場合があるのかも。

そういえば、知人で、
毎朝1時間のシャワーを浴びる方がいます。
そうすることで、頭も体も目覚めて、一日がスッキリとスタートできるでしょう。

朝型、夜型と、人それぞれにはかどる時間があるように。

自分のパフォーマンスが出る時間の使い方を、
ちゃんと覚えておきたいものです。

頭では、わかっていても、
わが子がスローペースだと、ちょっと不安になりがち。
自分も含めて、
「人それぞれに、最適なリズムがある」

あらためて、心にも頭にも、刻みます。